令和初の甲子園大会が間近に迫っており、出場校も出沿いました。
今回の甲子園大会の最大の目玉であった佐々木朗希選手が出場できないのは残念ですが、全国にはまだまだ素晴らしいピッチャーが大勢います。
そんな中の1人である霞ヶ浦高校の鈴木寛人投手の特徴を見ていきましょう!
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鈴木寛人投手の経歴は?
101回目の夏を彩る注目選手たち:鈴木寛人(霞ケ浦) https://t.co/2ybamIDgXf pic.twitter.com/mG619XgTf2
— とろろん@自称プロシングルパパdeアマ野球ブロガー (@tororon0727) August 5, 2019
それではまずは霞ヶ浦のエース・鈴木寛人投手のプロフィールをみておきましょう。
生年月日:2001年10月7日
出身地:茨城県筑西市
ポジション:投手
投打:右投右打
霞ヶ浦高校のエースとして活躍する鈴木寛人投手。
長身から繰り出させる直球を武器に茨城県大会を勝ち抜いてきました!
では、彼の投球スタイルについて見ていきましょう!
鈴木寛人投手の球速は?

まずは鈴木寛人投手の球速を調査しました。
速い球を投げられるのってホントにロマンがありますよね。
ほとんどの男子は150km以上の直球に憧れを抱くのではないでしょうか?笑
さて、そんな男のロマンともいえる球速ですが、鈴木寛人投手は公式戦で最高148km/hを記録!
さらに、非公式ながら視察に訪れていたスカウトの計測によると150km/hという大台を叩き出していたそうです。
高校生はもちろんの事、プロの一流選手と比較してもなんら遜色のないスピードを誇ります。
最近の高校生って本当にスゴイですよね!
さらに彼の場合は186㎝という高身長から繰り出させれるボールは角度がついており、とても打ちにくいそうなんです。
球速と角度という2つの特徴を持った、鈴木寛人投手のストレードは彼だけの武器となっています。
鈴木寛人投手の球種は?
次に鈴木寛人投手の球種について調べてみました。
彼が操る変化球は以下の通り!
・フォーク
・カーブ
・チェンジアップ
ストレートを合わせると合計で5種類の球種を投げるそうです。
特にスライダーは一級品であり、球速130km台という速さで大きな変化をするまさしく魔球と呼べるボールです。
ここ4年で3人のプロを輩出した霞ヶ浦高校の高橋祐二監督も彼のスライダーはプロに行った選手と比べても特別と話していました。
また、チェンジアップも投げる事から緩急を操る投手でもあります。
茨城県大会決勝終了後、チェンジアップに磨きをかける事を課題と話しており、甲子園開幕までチェンジアップがどの程度グレードアップされているのかとても楽しみですね。
鈴木寛人投手の投球フォームは?

186㎝という大柄な身長を持っている鈴木寛人投手。
そんな彼ですが、投球フォームは非常にキレイであり、癖がないと絶賛されています。
動画を見るとオーバースローという真上から腕を振り下ろす投球スタイルであり、彼の高身長をより活かす為のフォームである事が分りますよね。
この投球フォームから放たれるストレートには角度が付き、打者にとっては厄介なボールとなるのでしょう。
彼がこの投球フォームを手にれるキッカケとなったのは霞ヶ浦メソッドと呼ばれる伝統的な練習方法によるもです。
霞ヶ浦メソッドとは投球の動作を「立ち」「うねり」「はがし」「受け」という動きで行うという投球術であり、霞ヶ浦高校の有名な練習方法です。
「立ち」「うねり」「はがし」「受け」はそれぞれ、
うねり:体重移動
はがし:グラブ側の肩甲骨はがす
受け:投げ終わりの時に股関節で受ける
を表しています。
霞ヶ浦高校では投球時にマウンドでの立ち姿勢にも注目しており、バランスよくマウンドに立つ事で、スムーズな体重移動を行えるように指導しています。
「立ち」は「うねり」にも繋がっていくわけですね。
さらに「はがし」と呼ばれるグラブ側の肩甲骨はがす動作によって利き手とは逆の腕で見えない壁を作り、体の開きが早まるのを防止します。
この動作によってギリギリまで力をため込み、腕を振り抜く時に一気にパワーを開放する訳です。
最後に「受け」の動作によって踏み出した足の股関節で体重を受け、膝が割れるのを防ぎます。
ここでお話しに出てくる「膝が割れる」とは決して故障の事ではなく、投球時における踏み出した足の膝の向きを指します。
良い投球フォームは膝が体の内側に向くのですが、悪い例だと膝が外側に向かって開いてしまいます。
この、膝が外側に開いている状態を「膝が割れる」と言い、この状態になると下半身の力を上手くボールに伝えられずに、コントロールに影響を及ぼす、スタミナの浪費、キレのないボールといった様々なデメリットを生んでしまいます。
投球は上半身主体ではなく、下半身主体と言われる理由はここですね。
この様に霞ヶ浦メソッドでは、投球に必要な動作をパーツ毎に考え、練習する事でキレイな投球フォームを手に入れられるという訳です。
鈴木寛人投手はこの動作を数ヶ月がかりで習得し、現在の投球フォームを作り上げていきました。
また、霞ヶ浦高校には30mほど離れた距離からキャッチャーに向かって投げる「立ち投げ」と呼ばれる練習方法があります。
この練習では8割程度の力で腕を振る事で、ボールの勢いやスピンを確認し、伸びや制球力を磨いていきます。
これらの練習方法を使用する霞ヶ浦高校は投手の育成には定評があり、多くの選手は球速が10km/h以上アップするそうです。
鈴木寛人投手も入学時は最速126km/hと決して早い球速ではなかったのですが、この2種類の練習方法によって20km/h以上のアップを果たし、高校球界でトップクラスの速球を手に入れたんです。
公式戦ではあと2km/hで150km/hの大台に到達となっていますので、甲子園本戦ではまた、別の次元へと突入してくれるのではないでしょうか?
楽しみですよね。
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