【ラグビーW杯】長谷川慎の経歴は?スクラムの指導法がスゴイ!

現在開催中のラグビーワールドカップ2019。日本の大躍進が続いており、連日注目を集めるビッグイベントへと発展しています。先日行われたサモア戦でも勝利し3連勝とした日本代表。4年前にはなし得なかった決勝リーグ進出、ベスト8が見えてきましたね!

さて、サモア戦終了後に「笑わない男」として有名な稲垣啓太選手がツイッターを更新し、長谷川慎コーチとのツーショットを公開しています。この投稿には大きな反響が寄せられており「めっちゃカッコいい」など2万強の人が反応していました。


今回、稲垣啓太選手と一緒に写真に写っていた長谷川慎さんはスクラムのコーチとして日本代表チームに参加しているのですが、彼が指導するスクラムは本当に強く今や日本代表の大きな武器へと進化していました。

長谷川慎さんの経歴と合わせて彼の指導するスクラムについて見ていきましょう!



長谷川慎さんの経歴は?

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48348490X00C19A8935M00/

では、まずは長谷川慎さんの経歴を見てみましょう!

■長谷川慎さんの経歴
生年月日:1972年3月31日
出身地:京都
出身大学:中央大学
ポジション:プロップ
身長:179cm
体重:102kg

日本代表チームのスクラムコーチを務める長谷川慎さん。彼がラクビーをはじめたのは4歳の時であり、きっかけは母親がラグビーを好きだったためだそうです。このエピソードについて長谷川慎さんは過去に「母親はラグビー選手と付き合ってたのでこの競技がすきだったのでは?」と語っていました。笑

お母さんは試合には頻繁に応援に来てくれていたそうですが、お父さんは全く来ず、社会人チームに加入後日本代表レベルの選手と戦っていることを知って「お前そんなレベルでやっているのか!」驚いていたそうですよ。

ちなみにお母さんは元ハンドボールの選手であり国体にまで出場しており、お父さんはスポーツが得意ではなくプラモデルを作りが好きだったそうです。お父さんが試合観戦に来ないのも頷けますよね。長谷川慎さんは自身について「完全にお母さん似」と話していました。笑


4歳で京都ラグビースクールへと入り、その後は七条中学から東山高校、中央大学へと進学します。中学2年生までは柔道も一緒に習っていたそうですが、個人競技が向かないと高校からはラグビー一本に絞りプレーを続けました。

つねに「もっと上のレベルでプレーしたい」と考えており、高校や大学時代も練習に明け暮れたそうですが、社会人チーム・サントリーに加入してからはより一生懸命取り組んだそうです。そんな努力が実ったのか、サントリー3年目の1997年春に初の日本代表に選抜されます。

この時は怪我をした選手のリザーブとしての参加でしたがその翌年も代表に選抜されており、2003年にはワールドカップメンバーに選ばれ全4試合に出場しました。この時のフランス戦で世界レベルのスクラムを見せつけられた事が後にスクラムの指導者となるきっかけとなっています。

2007年に現役を引退し、フランスに指導者として留学。2016年から日本代表のスクラムコーチとしてチームに参加し日本の大躍進を影からを支える存在です。



長谷川慎さんのスクラムコーチとしての原点は?

引用:https://rugby.yamaha-motor.co.jp/photo_report/2016/11/004363.html

先程も話したとおり、長谷川慎さんのスクラムコーチとしての原点は2003年に参加したワールドカップ・フランス戦です。

当時の日本代表のスクラムはフロントローと呼ばれるポジションエリアの仕事として認識されていました。フロントローとはフォワードの最前線を務めるポジションエリアであり、このエリアの人はスクラムでも前線をを担当することになります。

引用:https://www.jsports.co.jp/rugby/about/guide_position/

2003年当時の日本代表のスクラムはフロントローが最重要であり「押した時はフロントローのおかげで、押されたらフロントローのせい」と考えられていました。つまりは完全な力技という事ですよね。


ところが相手チームのフランスはスクラムを構成する8人全メンバーが力を合わせていました。スクラム対決が「3人対8人」の構図だった訳ですね。日本がこの様なスクラムを続けていたら今後世界では絶対に勝つことが出来ないとこの試合で確信したそうです。

この出来事が長谷川慎さんをスクラムコーチへの道に誘い、2007年に現役を引退した後はきっかけとなったフランスへ指導者として留学しています。フランスで学んだ技術を日本式にアレンジし、ヤマハ発動機では日本一とも呼ばれるスクラムを完成させます。この技術を日本代表チームに伝え、2016年から3年間かけてスクラムを改造。

彼が作り上げたスクラムは今や日本代表の大きな武器の1つまで進化しました!

長谷川慎さんのスクラム指導法は?

引用:https://rugby-rp.com/2018/02/23/abroad/super-rugby/22571

長谷川慎さんは2016年に日本代表チームのコーチに就任し、3年かけてスクラムを完成させました。

彼の始動は本当に緻密であり、足の位置を数センチ、わずかな角度にまでを追求しています。この微調整によって無駄な動きを徹底的省いたのです。スクラムは8人で組むものなので1人のズレが他の選手に伝わったら、それは大きなズレとなり強固なスクラムを作り上がることが出来ないと考えていたのですね。

この修正によって、2017年に行われたアイルランド戦で相手に負けないスクラムを体得していきます。


足の位置の微調整以外にもスクラムを組むタイミングにも注意したそうです。日本人は海外勢と比較するとどうしても体が小さく力負けしてしまう為、いち早く力を爆発させる事が重要です。その為、主審の「セット」というコールの「セ」で、タイミングよく8人全員の力を爆発させる事を重要視しました。

当然フィジカルトレーニングにも着手し、ワールドカップ開催前には徹底的にトレーニングもおこなったそうです。


「スクラムの組み方」「力を爆発させるタイミング」「フィジカルトレーニング」この3点を3年間で重点的に強化したことにより、かつては日本の弱点とも言われていたスクラムが今大会では武器として成立するまで進化しました!

サモアとの試合ではスクラムによって相手チームを粉砕し、長谷川慎さんのスクラムが間違っていなかったと証明することになりました。試合後投稿された稲垣啓太選手と長谷川慎さんのツーショットにはその様な思いが込められているのでしょう!



長谷川慎さん式スクラムは日本代表の大きな武器へと進化!

今回は長谷川慎さんの経歴と彼が作り上げてきたスクラムについて見てきました。

日本一とも呼ばれるスクラムを作り、日本代表チームの武器にまで進化させた長谷川慎さん。かつては日本の弱点とも言われていたスクラムは完全に武器として生まれ変わりましたよね。日本の大躍進の影には彼が作り上げてきたスクラムが間違いなく含まれているでしょう。アイルランド戦でも語られた「マグレではなく実力」という言葉を裏付けていると思います。

残りの予選プールのスコットランド戦や決勝リーグでも長谷川慎さんが作り上げたスクラムを武器に日本代表は間違いなく活躍してくれるでしょう!彼らが勝ち進んでいく姿を期待しながら応援していきましょう!

キャッチ画像引用:https://www.nikkansports.com/sports/rugby/column/check/photonews/photonews_nsInc_201909280001160-0.html