決闘罪とは何?いつからあるの?罰則や過去の判例や事例は?

本日10月30日、警視庁は東京都に住む2名の男子高校生を書類送検しました。


理由は交際相手を巡る決闘罪!両男子高校生は事前に「怪我をしても被害届は出さない」「どちらかがギブアップするまで続ける」というルールを決め決闘をした事が原因です。

さて、今回話題となっている決闘罪ですが名前を聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか?そんな人のために決闘罪についてまとめてみました!



決闘罪とは何?いつからある?

では、決闘罪とはどの様なものなのか見ていきましょう。


決闘罪とは正式には「決闘罪に関する件」という名称で定められており、その名の通り決闘を行うこと、関与することを禁止した法律となります。

この決闘罪ですが実はかなり古い法律であり制定されたのが今から100年以上前の1889年(明治22年)で、実は日本国憲法が制定される最も前から存在するんです。元々は旧武士階級の決闘を禁じる法律ですが現在まで有効となっているとは少し驚きですよね。

暴行罪などとの違いはあらかじめ戦うことを約束している点ですね。今回の判例では男子学生同士がSNSでやり取りし日取りやルールを決め知人13人立ち会いのもと決闘が行われています。その為、決闘罪が適応され書類送検となってしまったようです。

川辺で決闘というシチュエーションはドラマなどを思い浮かべ青春の1ページのように感じますが有罪となってしまいますので行わないようにしましょう。



決闘罪の罰則は?

では、続いて決闘罪の罰則を見ていきましょう。

決闘罪は決闘を行ったものだけでなく、立ち会った人や場所を提供したものまで関わった人間全てが対象となる罰則です。

■決闘罪の罰則
決闘を挑んだ者・応じた者
⇒6カ月以上2年以下の懲役

決闘を行ったもの
⇒2年以上5年以下の懲役

立会人
⇒1カ月以上1年以下の懲役

場所を提供した者
⇒1カ月以上1年以下の懲役

実際に決闘を行った人物は2年以上5年以下の懲役となるようで想像以上の思い刑罰となっていましますね。やはり軽々しく決闘を行うという事をしては駄目ですね。

決闘罪の判例や事例は?

では最後に今まであった決闘罪の判例や事例について見ていきましょう。聞き覚えのないような法令ですが決闘罪で賞罰の対象となった判例は過去にもありました。そんな中から数件の事例を見てみましょう。

2005年3月 東京都多摩川河川敷

2005年3月に東京都国立市内の中学生6名が決闘罪で逮捕、書類送検されています。

逮捕された中学生は市内にある別々の学校に通っていた生徒であり、日頃から対立していたグループに所属していたそうです。そして一方のグループがもう一方のグループの少年の自転車の鍵を壊すなどといったイタズラを行いこの行為が原因で両校の生徒が決闘で決着を着けることを計画します。

この時、審判役として双方の中学校の卒業生2名が呼ばれ、「素手で決闘する」などのルールが定められたそうです。この行為に決闘罪が適応され関係者は逮捕または書類送検されています。

2009年11月 大阪府堺市

こちらも別々の中学校同士のイザコザが原因による決闘罪で、大阪府堺市内の中学校に生徒4名が書類送検されています。

別々の中学校に通う生徒は駅前のたまり場などをめぐって日頃から小競り合いが続いていたそうで、決闘が行われる数日前に一方の学校の生徒がもう一方の学校の生徒に因縁をつけた事でリーダー同士が話し合い決闘を行う事となります。

この時、「武器は使わない」「降参した相手には手を出さない」といったルールが決められ両校の生徒30名が観戦していたようです。実際に決闘を行ったのは両校から6名づつの計12名。内4名は書類送検となり残りの8名は児童相談所に通告されるという処置が取られています。



決闘罪についてまとめると

今回は決闘罪についてまとめてみました。

ルールを決めての決闘は正々堂々の勝負でありまるで青春の1ページのように感じますが違法となります。罪も意外に重く、決闘をした本人は2年以上5年以下の懲役に課せられる可能性がありますよ。決闘は逮捕または書類送検される可能性があるので絶対にやめましょうね。